巴波の鯰土鈴の由来（添付の説明書より引用）

　江戸三百年前、大旱魃で栃木市の中央を流れる巴波川が渇水し、その折死にかけていた
一尾の子鯰をあるお百姓が助け上げ川下の溜り水に放してやりました。すると三日後に雨
が降り田畑が潤いを取り戻したそうです。またその後地震と共に大雷雨に見舞われ巴波川
が大氾濫し、子供が川に落ち溺れかかっていました。その時沢山の鯰が現われて子供を岸
に助け上げ恩返しをしたといふ。
　このような栃木市の民話により巴波の鯰土鈴が作られていましたが、ここ数十年途絶え
ていたものを栃木市泉川町在住栃木県伝統工芸品指定者中條弘達の手によってデザインも
新しく作り出されたのがこの土鈴です。
　どうぞお子様のために健やかな成長をご祈念くださいませ。